夏も終わりの8月某日、大阪・森ノ宮のダイビングスクールで関西人魚会なるものが開催されました。
関西人魚会とは、Osaka Streetでもお馴染みの女流写真家Kikyoさんが主宰するイベントです。マーメイドフィンやマーメイドテイルをつけてプールや海で泳ぎ、人魚になりきりましょうというイベントです。
「人魚になってみたい」という女性に大注目
2020年5月28日、Twitterに投稿されたある動画が注目を集めました。投稿の主は女流写真家のKikyoさんです。自身がシーラカンスの衣装を身につけてプールで泳ぐ姿を撮影したものですが、「いいね」数4万4,000通と、人魚に憧れを抱く女性たちから大注目を集めました。「私も人魚になってみたい」「この目で泳ぐ姿を見てみたい」という声が多く寄せられました。
アメリカ人女性の一言で関西人魚会を立ち上げる
Kikyoさんが関西人魚会を立ち上げるきっかになったのは、あるアメリカ人女性との出会いに始まります。
プロの写真家としてよりオリジナリティを出すために、かねてから興味のあった人魚スタイルをテーマにした作品づくりに取り組んでいた頃、Twitterに投稿したある1枚の写真がアメリカ人女性の目に止まったそうです。来日する機会があるので、ぜひ撮影してほしいとのこと。
実は彼女はプロの人魚だったのです。
「え?プロの人魚ってなに?」と尋ねると、アメリカには人魚の格好をして、子ども達に絵本を読み聞かせたり、プールでパフォーマンスをする仕事があるのだとか。
「日本にはないの?だったらKikyoがビジネスとして始めなさいよ」と。
2019年春、関西人魚会の誕生です。
完全貸し切りで安全面も万全
活動のメインは、マーメイドテイルやマーメイドフィンをつけてプールや海で泳ぐこと。あいにくのコロナ禍により一時中断を余儀なくされましたが、今年の夏あたりから徐々に再開をはじめました。今後は月1回程度の割合で開催していきたいとのことです。
「水中撮影やマーメイドテイルのレンタルも用意しています」
マーメイドテイルは本格的なものだと、30万円以上するうえ、重さは20kg近く。さらに日本のプールではマーメイドテイルを着用して泳ぐことが禁止されているため、個人で人魚スタイルを楽しむにはかなりハードルが高くなっています。また、両足の自由がきかないため、安全面からもサポーターは必須。
「関西人魚会はプールを完全に貸し切っているので、自由に泳ぐことができます。足が固定されるため、最初は難しいかもしれませんが、慣れると浮遊感を感じながら夢の時間を過ごせるようになります」と、Kikyoさん。
次回開催は10月29日(土)
次回開催は10月29日(土)を予定。
詳細は下記サイトをご覧ください。