児玉彩音さんとゆく天保山

大阪港周辺は、関西屈指の水族館「海遊館」をはじめ、世界最大級のスケールを誇る「天保山大観覧車」、日本で2番目に低い山「天保山」など、フォトウォークのネタに困ることはない。今回、案内役を買ってくれたのは、大阪を代表するモデルの児玉彩音さん。Osaka Street 4月場所「みんなのあやちゃん展」用のポスター撮りを兼ねて天保山をフォトウォークした。

ストーリー仕立てのフォトウォーク

彩音展で展示とともに配布するブックを想定しての撮影だったので、ストーリー仕立てにしてみた。設定は親と子の再会。両親の離婚により、幼少の頃に別れた父と20数年ぶりに合うという設定である。久々の再会に最初は緊張を隠せなかったが、すぐに打ち解け、童心に返る。別れの時間が近づくにつれ、寂しさがこみ上げてくるも、そこはスーパーモデル。最後は「お父さん、元気でね」と送り出す、というストーリーに、天保山界わいのタウンガイドを加味してみた。

天保山大観覧車

地上高112.5m、回転輪直径100mという世界最大級の観覧車。定員480名で、1周約15分かけて回転する。晴れた日には生駒山や明石海峡、関西国際空港までが見渡せる。2015年4月からはLED照明による間接光と直接光を組み合わせた、観覧車としては世界初のライトアップ手法で、様々な光のアートを演出している。料金は1名800円。

天保山

天保2年(1831)の安治川の浚渫工事によってできた人工の山。標高4.53mは、国土地理院が認定する山としては日本一低い山だったが、現在は震災の影響で変化した日和山(宮城県仙台市)に次いで2位。

あっちが桜島で、こっちが天保山

淀川放水路が開削された1907年(明治40年)以降に旧川扱いとなった、かつての淀川本流は、中之島より上流が大川、下流が安治川と呼ばれる。天保山大橋より下流の安治川南岸は明治以後の旅客港としての築港で、最近まで高松市や小豆島まで客船が通じていた。またUSJへも観光船で行くことができる。天保山の対岸、安治川北岸の桜島は、築港にやや遅れて造られた工業港で、天保山からは市営渡船で渡ることができる。かつて築港は遠距離航路の旅客や輸出入貨物の拠点だったが、コンテナ化が進んだ1970年代以後は、本格航路のほとんどが戦後の埋立地に出来た南港発着となった。

約400m、3分弱。無料で楽しめるプチクルージング

現在大阪市内には、市の運営する8か所の渡船場があり、通勤・通学・買い物などのための市民の足として15隻の船が現役で活躍している。海遊館などがある天保山と、USJのある桜島を結ぶ「天保山航路」は、岸壁間で約400m、8航路の中で最長。大阪湾に最も近く、大型の貨物船や観光客船も往来するので、比較的波があり、船旅らしさを感じることができる。
実は彩音さんは、乗り物が大の苦手。乗船する前からかなり緊張していたようだが、乗船時間わずか3分弱。緊張とは裏腹にプチクルーズを満喫できたようだ。

天保山渡船
[築港側]
大阪市港区築港3丁目2-25
Osaka Metro(大阪メトロ)中央線「大阪港駅」下車、北へ徒歩約10分
[桜島側]
大阪市此花区桜島3丁目10-34
JRゆめ咲線「桜島駅」下車、南西へ徒歩約10分

児玉彩音さん
ファッションモデル
https://twitter.com/ayane35955175
https://www.instagram.com/ayacoco__/

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